過酸化水素製造用触媒
アルキルアントラキノン
過酸化水素は、環境にやさしい酸化剤として、パルプの漂白や半導体の洗浄等に用いられています。近年では、ポリウレタンの原料であるプロピレンオキサイド(PO)の製造にも使用されるようになり、ますますその用途が広がっています。
当社は、過酸化水素製造用の触媒として、アルキルアントラキノン化合物を高度に自動化した設備で製造し、世界各国に安定供給しています。
その中でも、当社独自の技術で改良した「AAQ-H」は、極めて高純度、高品質グレードの化合物として、国内外で高い評価を得ています。
また、汎用グレードとして「2-EAQ」の生産も行っています。
製品ラインアップ
<アミルアントラキノン(AAQ-H)>
AAQ-Hの特徴は、過酸化水素製造用の触媒として高い溶解性、優れた安定性、高い水添効率が挙げられます。
得られる過酸化水素の品質が良好であるため、半導体洗浄用途や化学品合成用途(プロピレンオキサイド[PO]、カプロラクタム等)などの過酸化水素製造に使われています。
<エチルアントラキノン(EAQ)>
EAQは、過酸化水素製造用の触媒として広く使用されています。
パルプや繊維の漂白用途や殺菌用途などの過酸化水素製造に使われています。